こんにちは、コンクリート技士試験の受験生の皆さん。 今回は、練混ぜ水の品質と試験方法について解説します。 練混ぜ水は、セメントの水和反応に必要不可欠な材料であり、 コンクリートの品質に大きな影響を与えます。 試験勉強と仕事の両立は大変かもしれませんが、ここで紹介する内容を理解することで、 練混ぜ水の品質管理の重要性が身につくはずです。一緒に頑張りましょう!
練混ぜ水の品質と試験方法 コンクリート技士試験の類似問題
問題:練混ぜ水の品質を評価する試験項目として、適切でないものを選べ。
- 塩化物イオン量
- 硫酸イオン量
- アルカリシリカ反応性
- 油分量
練混ぜ水の品質と試験方法 問題の解答及び解説
正解は3です。 練混ぜ水の品質を評価する主な試験項目には、塩化物イオン量、硫酸イオン量、油分量などがあります。 塩化物イオンは、鉄筋の腐食を引き起こすため、その量を規制する必要があります。 硫酸イオンは、コンクリートの化学的侵食を引き起こす可能性があるため、規制の対象となっています。 油分は、コンクリートの性能を低下させる恐れがあるため、量を制限する必要があります。 一方、アルカリシリカ反応性は、骨材の品質に関連する試験項目であり、練混ぜ水の品質とは直接関係ありません。
[st-kaiwa3] 練混ぜ水の品質は、塩化物イオン量、硫酸イオン量、油分量などの試験項目で評価する [/st-kaiwa3]
練混ぜ水の品質と試験方法 覚えておくべきポイント
- 練混ぜ水は、上水道水、工業用水などの清浄な水を使用する
- 塩化物イオン量の上限は、鉄筋コンクリートの場合、水の全塩化物イオン量が0.3kg/m³以下
- 硫酸イオン量の上限は、水中のSO₃換算で1,000mg/L以下
- 上水道水以外の水を使用する場合は、JIS A 5308附属書Cに規定された品質を満たす必要がある
練混ぜ水の品質は、コンクリートの性能に大きな影響を与えるため、適切な管理が重要
練混ぜ水の品質と試験方法 関連知識
- 練混ぜ水の水質試験方法は、JIS K 0101(工業用水試験方法)などに規定されている
- 海水は、塩化物イオン量が高いため、鉄筋コンクリートには使用できない
- 回収水を使用する場合は、スラッジ水の固形分率を管理する必要がある
- 練混ぜ水の温度は、コンクリートの性状に影響を与えるため、適切な管理が必要
練混ぜ水の品質と試験方法 復習問題
問題:練混ぜ水に関する説明として、適切でないものを選べ。
- 上水道水は、そのまま練混ぜ水として使用できる
- 回収水を使用する場合、品質の確認が必要である
- 海水は、鉄筋コンクリートの練混ぜ水として適している
- 練混ぜ水の温度は、コンクリートの性状に影響を与える
[st-kaiwa3] 正解は3です。 上水道水は、一般にそのまま練混ぜ水として使用することができます。 回収水を使用する場合は、塩化物イオン量や固形分率などの品質を確認する必要があります。 海水は、塩化物イオン量が高いため、鉄筋コンクリートの練混ぜ水としては適していません。 練混ぜ水の温度は、コンクリートの練上がり温度や凝結時間に影響を与えるため、適切な管理が必要です。 [/st-kaiwa3]
練混ぜ水の品質と試験方法 まとめ
練混ぜ水は、コンクリートの品質に大きな影響を与える重要な材料です。 上水道水や工業用水などの清浄な水を使用し、 塩化物イオン量、硫酸イオン量、油分量などの品質項目を適切に管理することが重要です。 回収水や海水を使用する場合は、品質の確認と適切な処理が必要不可欠です。 練混ぜ水の品質を適切に管理することで、所要の性能を有するコンクリートを製造することができます。
[st-kaiwa3] 練混ぜ水の品質を適切に管理することが、コンクリートの品質確保に重要 [/st-kaiwa3]
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