4-2. コンクリート技士試験 過去問 空気量とエントレインドエア

4. フレッシュコンクリートの性質

こんにちは、コンクリート技士試験の受験生の皆さん。 今回は、空気量とエントレインドエアについて解説します。 コンクリートに適切な空気量を導入することは、凍結融解抵抗性や施工性の向上に重要な役割を果たします。 試験勉強と仕事の両立は大変かもしれませんが、ここで紹介する内容を理解することで、 空気量管理の重要性が身につくはずです。一緒に頑張りましょう!

空気量とエントレインドエア コンクリート技士試験の類似問題

問題:エントレインドエアに関する説明として、適切でないものを選べ。

  1. AE剤の添加によって連行される微細な気泡である
  2. コンクリートの凍結融解抵抗性を向上させる
  3. コンクリートの単位水量を増加させる
  4. コンクリートのワーカビリティーを改善する

空気量とエントレインドエア 問題の解答及び解説

正解は3です。 エントレインドエアは、AE剤の添加によって連行される微細な気泡であり、 コンクリートの凍結融解抵抗性を向上させる効果があります。 また、エントレインドエアは、コンクリートのワーカビリティーを改善する効果もあります。 これは、微細な気泡が球軸受けのような役割を果たし、コンクリートの流動性を高めるためです。 一方で、エントレインドエアは、コンクリートの単位水量を増加させるのではなく、 むしろ単位水量を減少させる効果があります。

[st-kaiwa3] エントレインドエアは、凍結融解抵抗性とワーカビリティーを向上させ、単位水量を減少させる [/st-kaiwa3]

空気量とエントレインドエア 覚えておくべきポイント

  • コンクリートの空気量は、JIS A 1128に規定された試験方法で測定する
  • 一般的なコンクリートの空気量は、4~6%程度
  • エントレインドエアの適切な量は、コンクリートの種類や使用環境によって異なる
  • 高強度コンクリートでは、エントレインドエアの量を抑える傾向にある

空気量とエントレインドエアは、コンクリートの用途や要求性能に応じて適切に管理する

空気量とエントレインドエア 関連知識

  • エントレインドエアの大きさは、50~200μm程度
  • エントレインドエアの間隔係数は、250μm以下が望ましい
  • AE剤の種類には、アニオン系、カチオン系、非イオン系がある
  • 高性能AE減水剤は、エントレインドエアを連行しながら、コンクリートの流動性を高める効果がある

空気量とエントレインドエア 復習問題

問題:コンクリートの空気量が過大になった場合の影響として、適切なものを選べ。

  1. 凍結融解抵抗性が向上する
  2. 圧縮強度が増加する
  3. 単位水量が減少する
  4. 乾燥収縮が増大する

正解は4です。 コンクリートの空気量が過大になると、以下のような影響が生じます。

  • 圧縮強度が低下する
  • 乾燥収縮が増大する
  • 単位水量が増加する

[st-kaiwa3] 空気量が過大になると、コンクリートの密実性が損なわれ、強度や耐久性が低下します。 また、乾燥収縮が増大し、ひび割れが発生しやすくなります。 凍結融解抵抗性は、適切な量のエントレインドエアによって向上しますが、 空気量が過大になると、むしろ低下する可能性があります。 [/st-kaiwa3]

空気量とエントレインドエア まとめ

空気量とエントレインドエアは、コンクリートの性能に大きな影響を与える重要な要因です。 エントレインドエアは、凍結融解抵抗性とワーカビリティーを向上させ、単位水量を減少させる効果があります。 一方で、空気量が過大になると、強度や耐久性が低下するため、適切な管理が必要です。 コンクリートの用途や要求性能に応じて、空気量とエントレインドエアを適切に設定し、 品質の高いコンクリートを製造することが重要です。

[st-kaiwa3] 空気量とエントレインドエアを適切に管理し、品質の高いコンクリートを製造することが重要 [/st-kaiwa3]

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