こんにちは、コンクリート技士試験の受験生の皆さん。 今回は、コンクリートの引張強度と曲げ強度について解説します。 引張強度と曲げ強度は、コンクリートの力学的特性を評価する上で重要な指標です。 試験勉強と仕事の両立は大変かもしれませんが、ここで紹介する内容を理解することで、 引張強度と曲げ強度の意味と試験方法が身につくはずです。一緒に頑張りましょう!
5-2. 引張強度と曲げ強度 コンクリート技士試験の類似問題
問題:コンクリートの引張強度と曲げ強度に関する説明として、適切でないものを選べ。
- 引張強度は、圧縮強度の1/10程度である
- 曲げ強度は、引張強度の2倍程度である
- 引張強度は、割裂引張強度試験によって求める
- 曲げ強度は、コンクリート舗装の設計に用いられる
引張強度と曲げ強度 問題の解答及び解説
正解は2です。 コンクリートの引張強度は、圧縮強度の1/10程度と言われています。 これは、コンクリートが引張力に対して弱いことを示しています。 引張強度は、割裂引張強度試験(JIS A 1113)によって求められます。 一方、曲げ強度は、曲げ試験(JIS A 1106)によって求められ、 コンクリート舗装の設計に用いられます。 ただし、曲げ強度は引張強度の2倍程度ではなく、1.5倍程度とされています。
[st-kaiwa3] 引張強度と曲げ強度は、コンクリートの力学的特性を評価する上で重要な指標 [/st-kaiwa3]
引張強度と曲げ強度 覚えておくべきポイント
- 引張強度は、コンクリートのひび割れ発生に関連する
- 曲げ強度は、コンクリートの曲げ抵抗性を表す指標
- 引張強度と曲げ強度は、圧縮強度に比べて試験のばらつきが大きい
- 繊維補強コンクリートは、引張強度と曲げ強度が向上する
引張強度と曲げ強度は、コンクリート構造物の設計において考慮すべき重要な特性
引張強度と曲げ強度 関連知識
- 直接引張強度試験は、供試体の製作と試験が難しいため、あまり実施されない
- 曲げ強度は、コンクリートの破壊靱性を評価する指標の一つ
- 高強度コンクリートは、引張強度と圧縮強度の比が小さくなる傾向がある
- 引張強度と曲げ強度は、コンクリートの配合や養生条件によって影響を受ける
引張強度と曲げ強度 復習問題
問題:コンクリートの引張強度を求める試験方法として、最も一般的なものを選べ。
- 直接引張強度試験
- 割裂引張強度試験
- 曲げ強度試験
- 圧縮強度試験
[st-kaiwa3] 正解は2です。 コンクリートの引張強度を求める最も一般的な試験方法は、割裂引張強度試験(JIS A 1113)です。 割裂引張強度試験は、円柱供試体を横向きに置き、線荷重を加えて引張強度を間接的に求める方法です。 直接引張強度試験は、供試体の製作と試験が難しいため、あまり実施されません。 曲げ強度試験と圧縮強度試験は、それぞれ曲げ強度と圧縮強度を求める試験方法です。[/st-kaiwa3]
引張強度と曲げ強度 まとめ
コンクリートの引張強度と曲げ強度は、コンクリート構造物の設計や性能評価に重要な力学的特性です。 引張強度は割裂引張強度試験、曲げ強度は曲げ試験によって求められます。 これらの強度は、圧縮強度に比べて小さく、試験のばらつきも大きいため、 適切な試験方法と品質管理が求められます。 引張強度と曲げ強度の特性を理解し、必要に応じて繊維補強などの対策を講じることで、 所要の性能を有するコンクリート構造物を設計・施工することができます。
[st-kaiwa3] 引張強度と曲げ強度の特性を理解し、適切な試験方法と品質管理を行うことがコンクリート構造物の性能確保に重要 [/st-kaiwa3]
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