6-3. コンクリート技士試験 過去問 単位水量と単位セメント量の決定方法

6. 配合設計

こんにちは、コンクリート技士試験の受験生の皆さん。 今回は、単位水量と単位セメント量の決定方法について解説します。 単位水量と単位セメント量は、コンクリートの配合設計において重要な要素です。 試験勉強と仕事の両立は大変かもしれませんが、ここで紹介する内容を理解することで、 単位水量と単位セメント量の決定方法が身につくはずです。一緒に頑張りましょう!

単位水量と単位セメント量の決定方法 コンクリート技士試験の類似問題

問題:単位水量の決定方法として、最も適切なものを選べ。

  1. 所要のスランプから、単位水量を決定する
  2. 水セメント比から、単位水量を決定する
  3. 単位セメント量から、単位水量を決定する
  4. 細骨材率から、単位水量を決定する

単位水量と単位セメント量の決定方法 問題の解答及び解説

正解は1です。 単位水量は、所要のスランプを得るために必要な水量として決定されます。 一般に、スランプが大きいほど単位水量は多くなります。 単位水量は、粗骨材の最大寸法、細骨材率、セメントの種類などによっても影響を受けます。 単位セメント量は、単位水量と水セメント比から計算されます。 水セメント比は、所要の強度や耐久性を満足するように設定されます。 単位セメント量は、単位水量を水セメント比で除することで求められます。 細骨材率は、単位水量の決定要因の一つですが、直接的に単位水量を決めるものではありません。

[st-kaiwa3] 単位水量は所要のスランプから、単位セメント量は単位水量と水セメント比から決定される [/st-kaiwa3]

単位水量と単位セメント量の決定方法 覚えておくべきポイント

  • 単位水量は、コンクリートのワーカビリティーを左右する重要な要因
  • 単位水量が多いほど、スランプは大きくなるが、強度や耐久性は低下する傾向がある
  • 単位セメント量は、コンクリートの強度や耐久性に直接影響を与える
  • 単位セメント量が多いほど、強度は高くなるが、乾燥収縮や水和熱の問題が生じやすくなる

所要の品質を満足し、経済的なコンクリートを得るためには、適切な単位水量と単位セメント量の設定が重要

単位水量と単位セメント量の決定方法 関連知識

  • 単位水量の標準値は、土木学会「コンクリート標準示方書」や日本建築学会「JASS 5」に示されている
  • 高性能減水剤を使用すると、単位水量を減らしつつ、所要のスランプを得ることができる
  • フライアッシュや高炉スラグ微粉末を使用すると、同一単位水量でもスランプが増加する傾向がある
  • 単位セメント量の多いコンクリートは、ひび割れ抵抗性を向上させるために、適切な養生が必要である

単位水量と単位セメント量の決定方法 復習問題

問題:単位セメント量を増加させた場合のコンクリートの性質として、適切でないものを選べ。

  1. 圧縮強度が増加する
  2. 乾燥収縮が増加する
  3. 水和熱が減少する
  4. 中性化に対する抵抗性が向上する

[st-kaiwa3]

正解は3です。 単位セメント量を増加させると、以下のようなコンクリートの性質の変化が生じます。

  1. 圧縮強度が増加する:単位セメント量の増加により、セメントペーストの密度が高くなり、強度が向上する
  2. 乾燥収縮が増加する:単位セメント量が多いと、セメントペーストの体積が増加するため、乾燥収縮が大きくなる傾向にある
  3. 水和熱が増加する:単位セメント量の増加に伴い、水和反応による発熱量が増加する
  4. 中性化に対する抵抗性が向上する:単位セメント量が多いと、コンクリート中の水酸化カルシウムの量が増加し、中性化の進行が抑制される

[/st-kaiwa3]

単位水量と単位セメント量の決定方法 まとめ

単位水量と単位セメント量は、コンクリートの配合設計において重要な要素です。 単位水量は所要のスランプから、単位セメント量は単位水量と水セメント比から決定されます。 単位水量はワーカビリティーに、単位セメント量は強度や耐久性に大きな影響を与えます。 所要の品質を満足し、経済的なコンクリートを得るためには、適切な単位水量と単位セメント量の設定が重要です。 また、混和剤や混和材の使用による影響も考慮する必要があります。 単位水量と単位セメント量の決定方法を理解し、要求される性能に応じて最適な値を選定することが重要です。

[st-kaiwa3] 単位水量と単位セメント量の決定方法を理解し、要求される性能に応じて最適な値を選定することがコンクリートの品質確保に重要 [/st-kaiwa3]

コメント

タイトルとURLをコピーしました