コンクリート工事の現場で品質管理に携わる皆さん、お疲れ様です。工事の成否を左右する重要な要素の一つが、 受入れ時のコンクリートの品質確認 です。今回は、受入れ検査と試験方法について詳しく解説していきます。しっかりと理解して、現場での品質管理に活かしていきましょう。
受入れ検査と試験方法 コンクリート技士試験の類似問題
問題：コンクリートの受入れ検査項目として、適切でないものを一つ選べ。
- スランプ
- 空気量
- コンクリート温度
- セメントの種類
受入れ検査と試験方法 上記の問題の解答及び解説
正解は「4. セメントの種類」です。
コンクリートの受入れ検査では、以下の項目を確認します。
- スランプ：コンクリートの 硬さ（締まり具合）を確認
- 空気量：コンクリートの 耐凍害性やWorkvABILITY に影響
- コンクリート温度： 高温時や低温時の施工では特に重要
セメントの種類は、受入れ検査項目ではありません。セメントの種類は、 配合設計段階で決定 されます。
Rikisei
受入れ検査は、品質を確認する重要な工程
受入れ検査と試験方法 覚えておくべきポイント
- 受入れ検査では、 スランプ、空気量、コンクリート温度 を確認
- 試験方法は、JIS規格に基づいて実施
- 受入れ検査の結果が基準を満たさない場合は、 適切な処置 が必要
Rikisei
ポイントは、検査項目、JIS規格、不合格時の対応
受入れ検査と試験方法 関連知識
受入れ検査で用いられる主な試験方法は以下の通りです。
- スランプ試験（JIS A 1101）： コンクリートのコンシステンシーを測定
- 空気量試験（JIS A 1116, JIS A 1118）： 空気量を測定
- コンクリート温度測定（JIS A 1156）： 温度を測定
Rikisei
各試験方法の目的と手順を理解しておこう
受入れ検査と試験方法 復習問題とその解答
問題：スランプ試験の目的として、最も適切なものを一つ選べ。
- コンクリートの強度を測定する
- コンクリートの耐凍害性を測定する
- コンクリートの硬さ（締まり具合）を測定する
- コンクリートの水セメント比を測定する
正解は「3. コンクリートの硬さ（締まり具合）を測定する」です。
受入れ検査と試験方法 まとめ
受入れ検査は、 コンクリートの品質を確認する上で非常に重要な工程 です。スランプ、空気量、コンクリート温度の3項目を、 JIS規格に基づいた試験方法で確認 します。受入れ検査の結果が基準を満たさない場合は、適切な処置が必要です。品質の高いコンクリート構造物を構築するために、 受入れ検査の意義を理解し、手順を遵守 しましょう。
Rikisei
受入れ検査で品質を確保し、良いものづくりを！