7-4. コンクリート技士試験 過去問 強度管理と合否判定基準

7. 製造・品質管理・検査

コンクリート工事の品質管理において、 強度管理は非常に重要な役割 を果たします。強度管理を適切に行うことで、構造物の安全性と耐久性を確保することができます。今回は、強度管理の方法と合否判定基準について詳しく解説します。しっかりと理解して、現場での品質管理に活かしていきましょう。

強度管理と合否判定基準 コンクリート技士試験の類似問題

問題:コンクリートの強度管理に用いられる試験方法として、適切でないものを一つ選べ。

  1. 標準養生供試体による強度試験
  2. 現場水中養生供試体による強度試験
  3. 現場封かん養生供試体による強度試験
  4. 超音波パルス速度試験

強度管理と合否判定基準 上記の問題の解答及び解説

正解は「4. 超音波パルス速度試験」です。

コンクリートの強度管理には、以下の試験方法が用いられます。

  1. 標準養生供試体による強度試験: 標準的な養生条件下での強度を測定
  2. 現場水中養生供試体による強度試験:現場の養生条件に近い状態での強度を測定
  3. 現場封かん養生供試体による強度試験: 現場の養生条件をシミュレートした状態での強度を測定

超音波パルス速度試験は、 コンクリートの均一性を評価する手法 であり、直接的な強度管理には用いられません。

[st-kaiwa3] 強度管理には、供試体を用いた試験が主体 [/st-kaiwa3]

強度管理と合否判定基準 覚えておくべきポイント

  • 強度管理は、 構造物の安全性と耐久性を確保するために重要
  • 供試体による強度試験が主な方法
  • 合否判定基準は、 発注者との契約や適用する規準類に基づいて設定

[st-kaiwa3] ポイントは、重要性、試験方法、合否判定基準 [/st-kaiwa3]

強度管理と合否判定基準 関連知識

合否判定基準の一例として、土木学会「コンクリート標準示方書」における基準を紹介します。

  • 呼び強度 Fck が 21 N/mm² 未満の場合: 3回の試験の平均値が Fck の85% 以上
  • 呼び強度 Fck が 21 N/mm² 以上の場合: 3回の試験の平均値が Fck 以上、かつ、最小値が Fck の 70% 以上

[st-kaiwa3] 適用する規準類に応じて、合否判定基準を確認 [/st-kaiwa3]

強度管理と合否判定基準 復習問題とその解答

問題:現場封かん養生供試体による強度試験の目的として、最も適切なものを一つ選べ。

  1. 標準的な養生条件下での強度を測定する
  2. 構造物の均一性を評価する
  3. 現場の養生条件をシミュレートした状態での強度を測定する
  4. 構造物の耐久性を直接評価する

正解は「3. 現場の養生条件をシミュレートした状態での強度を測定する」です。

強度管理と合否判定基準 まとめ

強度管理は、 コンクリート構造物の安全性と耐久性を確保する上で非常に重要 です。標準養生供試体、現場水中養生供試体、現場封かん養生供試体による強度試験を適切に行い、 合否判定基準に基づいて品質を管理 します。適用する規準類に応じて合否判定基準を確認し、 品質の高いコンクリート構造物を構築 するために、強度管理を徹底しましょう。

[st-kaiwa3] しっかりと強度管理を行い、良いものづくりを! [/st-kaiwa3]

コメント

タイトルとURLをコピーしました