こんにちは、コンクリート技士試験の受験生の皆さん。 今回は、骨材の品質と試験方法について解説します。 骨材は、コンクリートの品質に大きな影響を与える重要な材料であり、 その品質を適切に評価し、管理することが求められます。 試験勉強と仕事の両立は大変かもしれませんが、ここで紹介する内容を理解することで、 コンクリートの品質管理に役立つ知識が身につくはずです。一緒に頑張りましょう!
骨材の品質と試験方法 コンクリート技士試験の類似問題
問題:骨材のアルカリシリカ反応性を評価する試験方法として、適切でないものを選べ。
- 化学法
- モルタルバー法
- 骨材のふるい分け試験
- コンクリートバー法
骨材の品質と試験方法 問題の解答及び解説
正解は3です。 骨材のアルカリシリカ反応性を評価する試験方法には、化学法、モルタルバー法、コンクリートバー法などがあります。 化学法は、骨材中の反応性シリカ量を化学分析により評価する方法です。 モルタルバー法とコンクリートバー法は、骨材を用いたモルタルやコンクリートの供試体を作製し、 長さ変化を測定することで、骨材のアルカリシリカ反応性を評価する方法です。 一方、骨材のふるい分け試験は、骨材の粒度分布を評価する試験方法であり、アルカリシリカ反応性とは直接関係ありません。
[st-kaiwa3] 骨材のアルカリシリカ反応性は、化学法、モルタルバー法、コンクリートバー法などで評価する [/st-kaiwa3]
骨材の品質と試験方法 覚えておくべきポイント
- 骨材の品質は、コンクリートの強度、耐久性、ワーカビリティーなどに影響を与える
- 骨材の品質は、JIS A 5005(コンクリート用砕石及び砕砂)、JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)などで規定されている
- 骨材の密度、吸水率、粒度、微粒分量、有機不純物量などは、重要な品質管理項目
- 骨材の試験方法は、JIS A 1102〜JIS A 1142で規定されている
骨材の品質は、適切な試験方法で評価し、管理することが重要
骨材の品質と試験方法 関連知識
- 砕石、砕砂、スラグ骨材、再生骨材など、様々な種類の骨材がある
- 人工軽量骨材は、天然骨材と比べて密度が小さく、吸水率が大きい
- 海砂を使用する場合は、塩化物量と貝殻量に注意が必要
- 骨材の品質は、貯蔵方法や製造方法によっても影響を受ける
骨材の品質と試験方法 復習問題
問題:骨材の密度と吸水率を測定する試験方法として、適切なものを選べ。
- JIS A 1102(骨材のふるい分け試験方法)
- JIS A 1109(細骨材の密度及び吸水率試験方法)
- JIS A 1132(コンクリートの強度試験用供試体の作り方)
- JIS A 1142(有機不純物を含む細骨材のモルタルの圧縮強度による試験方法)
[st-kaiwa3] 正解は2です。 骨材の密度と吸水率は、JIS A 1109(細骨材の密度及び吸水率試験方法) 及び JIS A 1110(粗骨材の密度及び吸水率試験方法)に規定されている試験方法で測定します。 その他の選択肢は、骨材の粒度、コンクリートの供試体作製方法、有機不純物の影響を評価する試験方法です。 [/st-kaiwa3]
骨材の品質と試験方法 まとめ
骨材の品質は、コンクリートの性能に大きな影響を与える重要な要因です。 骨材の密度、吸水率、粒度、不純物量などを適切な試験方法で評価し、 品質を管理することが求められます。 骨材の品質規格を満たし、適切に管理された骨材を使用することで、 所要の品質を有するコンクリートを製造することができます。
[st-kaiwa3] 骨材の品質を適切に評価し、管理することがコンクリートの品質確保に重要 [/st-kaiwa3]
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