コンクリート技士の皆さん、こんにちは。今回は高強度コンクリートについて学んでいきましょう。高強度コンクリートは、通常のコンクリートよりも高い強度を持ち、建築物の高層化や長大化に伴う構造物の合理化に貢献しています。試験でも頻出の分野ですので、しっかりと理解しておきましょう。
高強度コンクリートの特徴と適用例 コンクリート技士試験の類似問題
問1. 高強度コンクリートの特徴として、適切でないものを選べ。
- 水結合材比が小さい
- 単位水量が多い
- 高性能AE減水剤を使用する
- 自己収縮が大きい
高強度コンクリートの特徴と適用例 上記の問題の解答及び解説
正解は2です。高強度コンクリートは、水結合材比を小さくすることで高強度を達成しています。そのため、単位水量は通常のコンクリートよりも少なくなります。また、高性能AE減水剤を使用することで、流動性を確保しつつ単位水量を減らすことができます。ただし、水結合材比が小さいため、自己収縮が大きくなる傾向があります。
高強度コンクリートの特徴と適用例 覚えておくべきポイント
- 高強度コンクリートは、 水結合材比が小さい ことが特徴である。
- 高強度コンクリートには、 高性能AE減水剤 を使用する。
- 高強度コンクリートは、 自己収縮が大きい 傾向がある。
高強度コンクリートの特徴と適用例 関連知識
高強度コンクリートの適用例としては、以下のようなものがあります。
- 高層ビルの柱や梁
- 長大橋の主塔や桁
- オフショア構造物
- シールドトンネルのセグメント
高強度コンクリートの特徴と適用例 復習問題とその解答
問1. 高強度コンクリートに使用される材料として、適切なものを選べ。
- 普通ポルトランドセメント
- 低熱ポルトランドセメント
- 高炉セメント
- シリカフューム
正解は4です。高強度コンクリートには、シリカフュームを混和材として使用することが多いです。シリカフュームは、セメントペーストの密実性を高め、強度を向上させる効果があります。
高強度コンクリートの特徴と適用例 まとめ
高強度コンクリートは、水結合材比を小さくし、高性能AE減水剤やシリカフュームを使用することで高強度を達成しています。高層ビルや長大橋など、様々な構造物に適用されており、コンクリート技術の発展に大きく貢献しています。試験対策としては、高強度コンクリートの特徴と適用例をしっかりと理解しておくことが重要です。