こんにちは、コンクリート技士の皆さん。今回は、水中コンクリートについて学んでいきましょう。水中コンクリートは、水中での施工が可能なコンクリートであり、港湾構造物や橋梁の基礎などに用いられています。特殊な施工方法が必要となるため、試験でも頻出の分野です。しっかりと理解しておきましょう。
水中コンクリートの特徴と適用例 コンクリート技士試験の類似問題
問1. 水中コンクリートの特徴として、適切でないものを選べ。
- 水中での分離抵抗性が高い
- 流動性が高い
- 水和熱が小さい
- 凝結時間が長い
水中コンクリートの特徴と適用例 上記の問題の解答及び解説
正解は3です。水中コンクリートは、水中での分離抵抗性を高めるために、 高性能AE減水剤を使用し、流動性を高くする 必要があります。また、水中での施工のため、 凝結時間を長くする ことで、打設時のコンクリートの流動性を確保します。ただし、水和熱については、特に考慮する必要はありません。
水中コンクリートの特徴と適用例 覚えておくべきポイント
- 水中コンクリートは、 水中での分離抵抗性が高い ことが特徴である。
- 水中コンクリートは、 流動性が高い ことが必要である。
- 水中コンクリートは、 凝結時間が長い ことが特徴である。
水中コンクリートの特徴と適用例 関連知識
水中コンクリートの適用例としては、以下のようなものがあります。
- 港湾構造物の基礎
- 橋梁の基礎
- ダムの補修工事
- 海底トンネルの構築
水中コンクリートの特徴と適用例 復習問題とその解答
問1. 水中コンクリートの施工方法として、適切なものを選べ。
- ポンプ工法
- トレミー工法
- プレパックドコンクリート工法
- VC工法
正解は2です。水中コンクリートの代表的な施工方法は、 トレミー工法 です。トレミー管を用いて、コンクリートを水中に打設する方法で、コンクリートの分離を防ぐことができます。
水中コンクリートの特徴と適用例 まとめ
水中コンクリートは、水中での分離抵抗性と流動性を高めた特殊なコンクリートです。凝結時間を長くすることで、水中での施工を可能にしています。港湾構造物や橋梁の基礎など、水中での施工が必要な構造物に適用されており、トレミー工法が代表的な施工方法です。試験対策としては、水中コンクリートの特徴と適用例、施工方法をしっかりと理解しておくことが重要です。