こんにちは、コンクリート技士の皆さん。今回は、海水の作用を受けるコンクリートについて学んでいきましょう。海水は、コンクリートに対して様々な悪影響を及ぼします。塩害や化学的侵食などに対する抵抗性が求められるため、特殊な配合設計や施工方法が必要となります。試験でも重要な分野ですので、しっかりと理解しておきましょう。
海水の作用を受けるコンクリートの特徴と適用例 コンクリート技士試験の類似問題
問1. 海水の作用を受けるコンクリートの特徴として、適切でないものを選べ。
- 塩化物イオンの浸透に対する抵抗性が必要である
- 化学的侵食に対する抵抗性が必要である
- 凍結融解に対する抵抗性が必要である
- 中性化に対する抵抗性が必要である
海水の作用を受けるコンクリートの特徴と適用例 上記の問題の解答及び解説
正解は4です。海水の作用を受けるコンクリートは、 塩化物イオンの浸透 や 化学的侵食 、 凍結融解 に対する抵抗性が必要です。これらは、海水に含まれる塩分や硫酸塩などによる劣化要因です。一方、中性化は、大気中の二酸化炭素によって引き起こされる劣化要因であり、海水の作用とは直接関係ありません。
[st-kaiwa3] 海水の作用を受けるコンクリートは、塩害や化学的侵食、凍結融解に対する抵抗性が重要です。 [/st-kaiwa3]
海水の作用を受けるコンクリートの特徴と適用例 覚えておくべきポイント
- 海水の作用を受けるコンクリートは、 塩化物イオンの浸透に対する抵抗性が必要 である。
- 海水の作用を受けるコンクリートは、 化学的侵食に対する抵抗性が必要 である。
- 海水の作用を受けるコンクリートは、 凍結融解に対する抵抗性が必要 である。
[st-kaiwa3] 海水の作用を受けるコンクリートに求められる性能を理解することが重要です。 [/st-kaiwa3]
海水の作用を受けるコンクリートの特徴と適用例 関連知識
海水の作用を受けるコンクリートの適用例としては、以下のようなものがあります。
- 港湾構造物
- 海岸保全施設
- 海洋構造物
- 橋梁の下部工
これらの構造物では、塩害対策として、 高炉セメントやフライアッシュの使用 、 緻密な配合設計 、 かぶり厚さの確保 などが行われます。また、化学的侵食対策として、 耐硫酸塩セメントの使用 などが行われます。
[st-kaiwa3] 海水の作用を受けるコンクリートは、様々な構造物に適用されており、適切な対策が必要です。 [/st-kaiwa3]
海水の作用を受けるコンクリートの特徴と適用例 復習問題とその解答
問1. 海水の作用を受けるコンクリートに適した材料として、適切なものを選べ。
- 普通ポルトランドセメント
- 高炉セメントB種
- 早強ポルトランドセメント
- 白色ポルトランドセメント
正解は2です。高炉セメントB種は、 塩化物イオンの浸透に対する抵抗性が高く 、海水の作用を受けるコンクリートに適しています。高炉スラグを多量に含むことで、塩化物イオンの浸透を抑制する効果があります。
[st-kaiwa3] 高炉セメントB種は、海水の作用を受けるコンクリートに適した材料です。 [/st-kaiwa3]
海水の作用を受けるコンクリートの特徴と適用例 まとめ
海水の作用を受けるコンクリートは、塩害や化学的侵食、凍結融解に対する抵抗性が求められます。高炉セメントやフライアッシュの使用、緻密な配合設計、かぶり厚さの確保などの塩害対策や、耐硫酸塩セメントの使用などの化学的侵食対策が必要です。港湾構造物や海岸保全施設など、様々な構造物に適用されています。試験対策としては、海水の作用を受けるコンクリートの特徴と適用例、必要な対策をしっかりと理解しておくことが重要です。
[st-kaiwa3] 海水の作用を受けるコンクリートの特徴と適用例、必要な対策を理解し、試験に臨みましょう。 [/st-kaiwa3]
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