4-1. コンクリート技士試験 過去問 スランプとスランプフロー

4. フレッシュコンクリート性質

こんにちは、コンクリート技士試験の受験生の皆さん。

今回は、スランプとスランプフローについて解説します。 スランプとスランプフローは、フレッシュコンクリートの性状を評価する重要な指標であり、 コンクリートの施工性や品質管理に大きく関わります。

試験勉強と仕事の両立は大変かもしれませんが、ここで紹介する内容を理解することで、 スランプとスランプフローの意味と使い分けが身につくはずです。一緒に頑張りましょう!

スランプとスランプフロー コンクリート技士試験の類似問題

問題:スランプとスランプフローに関する説明として、適切でないものを選べ。

  1. スランプは、コンクリートの流動性を評価する指標である
  2. スランプフローは、高流動コンクリートの充填性を評価する指標である
  3. スランプが大きいほど、コンクリートの粘性が高い
  4. スランプフローが大きいほど、コンクリートの自己充填性が高い

スランプとスランプフロー 問題の解答及び解説

正解は3です。 スランプは、コンクリートの流動性を評価する指標であり、スランプが大きいほど、流動性が高いことを示します。 一方、スランプフローは、高流動コンクリートの充填性を評価する指標であり、 スランプフローが大きいほど、自己充填性が高いことを示します。 ただし、スランプが大きいからといって、コンクリートの粘性が高いわけではありません。 むしろ、スランプが大きいコンクリートは、粘性が低い傾向にあります。

コンちゃん
コンちゃん

スランプは流動性、スランプフローは充填性の指標であり、それぞれ大きいほど高い性能を示す

スランプとスランプフロー 覚えておくべきポイント

  • スランプ試験は、JIS A 1101に規定されている
  • 一般的なコンクリートのスランプは、8~18cm程度
  • スランプフロー試験は、JIS A 1150に規定されている
  • 高流動コンクリートのスランプフローは、60~75cm程度

スランプとスランプフローは、コンクリートの用途や要求性能に応じて適切に選定する

スランプとスランプフロー 関連知識

  • スランプは、コンクリートの種類によって適切な範囲が異なる
  • 高強度コンクリートは、一般に低スランプである
  • 自己充填性コンクリートは、スランプフローだけでなく、J リング流動性試験などで評価される
  • 高流動コンクリートは、ポンプ圧送性や材料分離抵抗性も重要な性能

スランプとスランプフロー 復習問題

問題:スランプコーンを用いたスランプ試験の手順として、適切でないものを選べ。

  1. スランプコーンを水平な面に置き、コンクリートを3層に分けて詰める
  2. 各層を25回ずつ突き棒で突く
  3. スランプコーンを垂直に引き上げ、コンクリートの沈下量を測定する
  4. スランプコーンを水平に倒し、コンクリートの広がり径を測定する
コンちゃん
コンちゃん

正解は4です。

スランプ試験の手順は、以下の通りです。

  1. スランプコーンを水平な面に置き、コンクリートを3層に分けて詰める
  2. 各層を25回ずつ突き棒で突く
  3. スランプコーンを垂直に引き上げ、コンクリートの沈下量を測定する

スランプコーンを水平に倒して広がり径を測定するのは、スランプフロー試験の手順です。 スランプ試験では、コンクリートの沈下量のみを測定します。

スランプとスランプフロー まとめ

スランプとスランプフローは、フレッシュコンクリートの性状を評価する重要な指標です。 スランプは流動性、スランプフローは充填性を表し、それぞれ大きいほど高い性能を示します。 コンクリートの用途や要求性能に応じて、適切なスランプやスランプフローを選定することが重要です。 また、スランプ試験やスランプフロー試験の手順を正しく理解し、 適切に実施することがコンクリートの品質管理には欠かせません。

コンちゃん
コンちゃん

スランプとスランプフローを適切に選定し、試験手順を正しく実施することがコンクリートの品質管理に重要

コメント

タイトルとURLをコピーしました