8-2. コンクリート技士試験 過去問 コンクリートの打込み方法と注意点

8. 施工

コンクリートの打込みは、構造物の品質を左右する重要な工程です。ゼネコンや設計事務所、コンクリート関連会社で働く技術者の皆さん、一緒にコンクリートの打込み方法と注意点について学んでいきましょう!

コンクリートの打込み方法と注意点 コンクリート技士試験の類似問題

問1. コンクリートの打込みに関する記述として、適切でないものはどれか。

  1. コンクリートは、できるだけ高い位置から自由落下させて打ち込む。
  2. 打込み時のコンクリートの高さは、1リフト50cm以下が望ましい。
  3. バイブレータを用いて、コンクリートを十分に締め固める。
  4. 打重ねる場合は、下層のコンクリートが固まり始める前に行う。

コンクリートの打込み方法と注意点 上記の問題の解答及び解説

正解は1番です。

  1. コンクリートを高い位置から自由落下させると、 材料分離を引き起こすリスクが高くなります。 できるだけ低い位置から打ち込むことが望ましいです。
  2. 1リフトの高さを50cm以下にすることで、バイブレータによる締固めが十分に行えます。リフトの高さが高すぎると、下層部の締固め不足につながります。
  3. バイブレータを用いて、コンクリートを十分に締め固めることで、密実なコンクリートを得ることができます。ただし、 過度な締固めは、材料分離を引き起こすため注意が必要 です。
  4. 打重ねる場合は、下層のコンクリートが固まり始める前に行うことで、一体化したコンクリートを得ることができます。打重ね時間が長すぎると、コールドジョイントが生じるリスクがあります。

[st-kaiwa3] コンクリートの打込みでは、適切な方法と注意点を押さえることが重要です。 [/st-kaiwa3]

コンクリートの打込み方法と注意点 覚えておくべきポイント

  • コンクリートは、低い位置から打ち込み、材料分離を防ぐ。
  • リフトの高さは、50cm以下が望ましい。
  • バイブレータは、適切に使用し、締固め不足や過締固めを避ける。
  • 打重ねは、下層のコンクリートが固まり始める前に行う。

コンクリートの打込み方法と注意点 関連知識

コンクリートの打込み方法には、以下のようなものがあります。

  1. ダイレクト打込み:シュートやホッパーを用いて直接打ち込む。
  2. ポンプ打込み:コンクリートポンプを用いて圧送し、打ち込む。
  3. トレミー打込み:水中コンクリートの打込みに用いる。
  4. プレパックドコンクリート:粗骨材を型枠内に詰め、モルタルを注入する。

[st-kaiwa3] 打込み方法の選定は、構造物の種類や現場条件に応じて適切に行う必要があります。 [/st-kaiwa3]

コンクリートの打込み方法と注意点 復習問題とその解答

問1. コンクリートの打込みに関する記述として、適切なものはどれか。

  1. コンクリートは、できるだけ高い位置から打ち込むのが望ましい。
  2. 打重ねは、下層のコンクリートが固まった後に行うのが良い。
  3. バイブレータは、できるだけ長時間同じ場所に挿入するのが効果的である。
  4. リフトの高さは、バイブレータの長さに応じて決定する。

正解は4番です。リフトの高さは、 バイブレータの長さを考慮して決定する 必要があります。一般的にはバイブレータの長さの1.25~1.5倍程度が適切とされています。

コンクリートの打込み方法と注意点 まとめ

コンクリートの打込みは、構造物の品質に直結する重要な工程です。材料分離の防止、適切なリフトの高さ、バイブレータの適切な使用、打重ね時間の管理など、 打込みの方法と注意点を理解し、適切に実践することが求められます。 これらを押さえて、高品質なコンクリート構造物を建設していきましょう。

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