1-2. コンクリート技士試験過去問 高炉スラグ微粉末の特徴と効果

1. セメント・混和材料

コンクリート技士試験の受験生の皆さん、こんにちは。 高炉スラグ微粉末は、セメントの一部を置換する混和材料として広く使用されています。 高炉スラグ微粉末の特徴と効果を理解することは、コンクリートの性能向上に役立ちます。 試験勉強と仕事の両立は大変かもしれませんが、ここで紹介する内容を少しずつ理解していけば、 きっと合格への道が開けるはずです。一緒に頑張りましょう!

高炉スラグ微粉末の特徴と効果 コンクリート技士試験の類似問題

問題:高炉スラグ微粉末の使用による高炉セメント使用コンクリートの耐久性向上効果として、適切でないものを選べ。

  1. 塩化物イオンの浸透抵抗性が向上する
  2. アルカリシリカ反応が抑制される
  3. 中性化に対する抵抗性が向上する
  4. 凍結融解に対する抵抗性が向上する

高炉スラグ微粉末の特徴と効果 問題の解答及び解説

正解は3です。 高炉スラグ微粉末を使用した高炉セメントを使用すると、塩化物イオンの浸透抵抗性やアルカリシリカ反応の抑制効果が期待できます。 また、適切な空気量が確保されていれば、凍結融解に対する抵抗性も向上します。 ただし、高炉スラグ微粉末を使用すると、中性化に対する抵抗性は若干低下する傾向があります。

[st-kaiwa3] 高炉スラグ微粉末は耐久性向上に効果的だが、中性化抵抗性は若干低下する [/st-kaiwa3]

高炉スラグ微粉末の特徴と効果 覚えておくべきポイント

  • 高炉スラグ微粉末は、高炉セメントの主要構成材料
  • 潜在水硬性を持ち、長期的な強度増進に寄与する
  • 水密性の向上、アルカリシリカ反応の抑制効果がある
  • 高炉スラグ微粉末の置換率が高いほど、初期強度発現性が低下する

高炉スラグ微粉末の特性を理解し、適切な置換率で使用することが重要

高炉スラグ微粉末の特徴と効果 関連知識

  • 高炉スラグ微粉末の比表面積は4000〜6000cm²/gが一般的
  • JIS A 6206では、高炉スラグ微粉末を4000、6000、8000、10000の4種類に区分
  • 高炉セメントは、高炉スラグ微粉末を30〜70%混合したセメント(市販品は40~45%)
  • 高炉スラグ微粉末は、コンクリートの流動性を改善する効果もある

高炉スラグ微粉末の特徴と効果 復習問題

問題:高炉スラグ微粉末を使用したコンクリートの特徴として、適切なものを選べ。

  1. 初期強度発現性が向上する
  2. 乾燥収縮が増大する
  3. 水和熱が低減する
  4. 単位水量が増加する

[st-kaiwa3] 正解は3です。 高炉スラグ微粉末を使用すると、水和熱が低減し、マスコンクリートの温度ひび割れ抑制に効果的です。 初期強度発現性は低下し、乾燥収縮や単位水量は減少する傾向にあります。[/st-kaiwa3]

高炉スラグ微粉末の特徴と効果 まとめ

高炉スラグ微粉末を使用した高炉セメントは、コンクリートの耐久性向上や長期強度増進に効果的な混和材料です。 一方で、初期強度発現性の低下や中性化抵抗性の若干の低下などの特性も理解しておく必要があります。 高炉スラグ微粉末の特性を踏まえ、適切な置換率で使用することが、 所要の性能を満たすコンクリートを得るための鍵となります。

[st-kaiwa3] 高炉スラグ微粉末の特性を理解し、適材適所で活用することが重要 [/st-kaiwa3]

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