本日の記事に関して
こんにちは、Rikiseiです。本日は、「フレッシュコンクリートの性質」に関して、コンクリート技士過去問の類似問題です。
フレッシュコンクリートとは、まだ固まっていない、流動性のある状態のコンクリートのことです。この状態の性質を理解することは、良いコンクリート構造物を作る上で非常に重要です。例えば、スランプ値や空気量、ブリーディングといった性質は、施工のしやすさや硬化後の品質に大きく影響します。
話は変わりますが、最近、帰る時の3分間やエレベーターでの30秒といった、短い雑談時間の価値を改めて感じています。
以前、英語学習の一環で海外の業者さんと交流する機会があったのですが、彼らとのちょっとした雑談から、思わぬヒントを得ることがありました。
コンクリート技士の勉強も、一人で黙々とやるだけでなく、こうした短い雑談で仲間と知識を共有すると、新しい発見があるかもしれませんね。
コンクリート技士過去問の類似問題1
フレッシュコンクリートのワーカビリティーに影響を与える要因に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
(1) 単位水量を大きくすると、ワーカビリティーは向上する。
(2) 細骨材の粒形が球形に近いほど、ワーカビリティーは向上する。
(3) 粗骨材の最大寸法を大きくすると、ワーカビリティーは向上する。
(4) コンクリートの温度が高いほど、ワーカビリティーは低下する。
コンクリート技士過去問の類似問題1の解答・解説
正解:(3)
- (1)適切 単位水量を大きくすると、コンクリート中のペースト量が増え、骨材の滑りが良くなるため、流動性が高まり、ワーカビリティーが向上します。
- (2)適切 細骨材の粒形が球形に近いほど、骨材同士の摩擦が少なくなるため、流動性が高まり、ワーカビリティーが向上します。
- (3)不適切 粗骨材の最大寸法を大きくすると、骨材表面積が減り、セメントペーストの量が相対的に少なくなるため、骨材の滑りが悪くなり、ワーカビリティーは低下します。
- (4)適切 コンクリートの温度が高くなると、水の蒸発が早まり、凝結が促進されるため、流動性が低下し、ワーカビリティーも低下します。
コンクリート技士過去問の類似問題2
フレッシュコンクリートのブリーディングに関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
(1) ブリーディングとは、コンクリート中の固形材料が沈降し、分離した水がコンクリートの表面に浮上する現象である。
(2) 単位水量が多くなると、ブリーディング量は増加する。
(3) ブリーディングは、コンクリートの打込み後、長時間にわたって継続する。
(4) ブリーディングは、コンクリートの表面にひび割れ(プラスチック沈降ひび割れ)を発生させる原因となることがある。
コンクリート技士過去問の類似問題2の解答・解説
- 正解:(3)
- (1)適切 ブリーディングの定義として正しい記述です。セメントや骨材などの固形分が沈降し、その分の水分が表面に浮き上がってくる現象です。
- (2)適切 単位水量が多い配合では、コンクリート中の水分量が多くなるため、ブリーディング量も増加します。
- (3)不適切 ブリーディングは、コンクリートの凝結が開始するまでの間に発生する現象です。凝結が始まると、固形分がネットワークを形成し、水の移動が止まるため、長時間にわたって継続することはありません。
- (4)適切 ブリーディングによって浮上した水分が蒸発すると、表面の沈降量が大きくなり、ひび割れ(プラスチック沈降ひび割れ)が発生することがあります。
コンクリート技士過去問の類似問題3
フレッシュコンクリートの凝結時間に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1) 凝結時間は、コンクリートの温度が高いほど長くなる。
(2) 凝結時間の測定には、フロー試験が用いられる。
(3) 凝結は、初結と終結の2つの段階で評価される。
(4) 凝結時間の違いは、コンクリートの長期強度に大きな影響を与える。
コンクリート技士過去問の類似問題3の解答・解説
正解:(3)
- (1)不適切 コンクリートの温度が高いほど、セメントの水和反応が促進されるため、凝結時間は短くなります。
- (2)不適切 フロー試験は、コンクリートの流動性を測定する試験です。凝結時間は、貫入抵抗試験によって測定されます。
- (3)適切 凝結は、セメントの水和反応が進むにつれて流動性を失い始める初結と、完全に流動性を失って硬化し始める終結の2つの段階で評価されます。
- (4)不適切 凝結時間は主に施工時間に影響を与えますが、適切な養生を行えば、長期強度に大きな影響を与えることはありません。
本日のまとめ
今回はフレッシュコンクリートの性質に焦点を当ててみました。ワーカビリティー、ブリーディング、凝結時間は、コンクリートの品質を左右する重要な要素です。試験対策としてはもちろん、実際の現場でもこれらの性質を正しく理解し、管理することが求められます。
帰る前の雑談、エレベーターでの一言。これらは一見無駄な時間に思えるかもしれませんが、実はそこから新しい発見が生まれることがあります。コンクリート技士の勉強も、日々の生活の中でのちょっとした気づきや、仲間との対話からヒントを得られるかもしれません。
例えば、おいしいお酒を飲む場所や、旅行先で出会った建築物について語り合うことで、仕事の視野が広がり、ひいては試験勉強にも役立つことがあるかもしれません。
お互いに高め合える関係を築くことで、試験という大きな目標も乗り越えられます。日々の小さなコミュニケーションを大切に、楽しく学びを深めていきましょう。
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